なおと歯科クリニック

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更新日 2017-02-04 | 作成日 2008-05-15

ビムラー 機能的矯正装置

DSC01215.jpgAタイプ ビムラーIMGP1134.JPGBタイプ ビムラーDSC01205.jpgCタイプ ビムラー

子供の矯正について

ビムラー装置

機能的矯正とはアゴの骨や筋肉を正常化するように促しながら「噛み合わせ」「歯並び」を直していこうとするものです。

◆機能的矯正装置の特徴◆

  • 取り外し可能で夜寝ている間と1日数時間の使用で良い
  • 痛くないので小さな子供でも使用できる
  • 極力抜歯はおこなわない
  • 外して食事ができるため虫歯になりにくい
  • 筋機能による拡大なので無理がない
  • 受け口、出っ歯の矯正が可能(上下間の位置関係(前後関係)の矯正)
  • 動かした後の長期間の保定が不要
  • 違和感も非常に少ない
  • 来院頻度も1~2ヶ月に1度
  • 矯正後の歯並びに矯正の痕跡がない
  • 歯並びに人為的な不自然さを感じない
  • 正常な咬合へ誘導するため全く自然体そのもの
  • 後戻りが非常に少ない

ビムラー矯正

きっかけ

DSC00398.jpg 私が初めてビムラーと出会ったのはもう十年以上前の事になりますが地元歯科医師会のミニ講習会参加したのがきっかけです。
その時は3級症例(受け口)を治療する装置として紹介されました。当時私は3級症例の治療には異なる方法で治療していた事もあり、すぐに日々の治療には採用することはせず(ふーん、なるほど)という感想を持った事を覚えております。

数年前、私が従来の治療法でどうしても改善せず悩んだ末ビムラーの事を思い出し、見よう見まねで装置を自作し、患者さんに装着したところ思いの他簡単に受け口が治ってしまいました。

そ れ以来受け口の患者さんが来院するとビムラーで治療をしてきましたが症例をこなすうちに色々な疑問点が生じ、勉強の必要性を感じ、自分なりに調べていくうち日本でも何人かの先生が本格的なビムラー講習会を開催している事を知りました。

DSC00399.jpgそしてビムラー装置とはドイツのビムラー博士から由来し既に故人となられている事、ビムラー博士の娘さんバーバラ、ビムラー先生、その夫のマイケル先生がビムラーの普及を目指し世界中で講習会を開催している事、そしてビムラーのオリジナルは2級(出っ歯)症例の治療装置である事を初めて知った次第です。

早速私は岐阜県可児市で開業されている伊藤率紀先生主催の講習会に参加させていただき何度かビムラー御夫妻、伊藤先生へ直接質問をする機会にも恵まれ、様々な症例にビムラー矯正を採用し現在に至っております.

レクチャーの写真

ビムラーセミナービムラーセミナーのワンショットです。中心でデモをされているのがバーバラ、ビムラー先生、後ろでマイクを持っている女性が同時通訳です。ビムラー先生は我々と直接コミニュケーションをとるべく簡単な英語を使い一生懸命話しかけて下さいました。夫のマイケル先生「ドイツならミヒャエル、イタリアはミゲール、フランスはミッチェル、スペルが同じでもおもしろいですね」は英国人でBBCのようなクイーンズイングリッシュを話されるのですがビムラー先生は強烈なドイツ訛り(失礼)、夫が英国人でも治らないものですね、世界にはいろいろな英語があります。我々も堂々と日本人英語を話しましょう。
 夜にはビール片手に楽しい飲みニュケーション、英語がプアでも関係ありません。このときの話題は大戦中ドイツは日本同様焼夷弾で一面焼け野原となりその後の復興についてでした、特に建築様式の変遷について熱く語っておられました。

なぜ日本で普及していないの?

 学生時代、矯正学の授業で開拓史時代のアメリカで顎を骨折したカウボーイが幌馬車の布糸(ジーンズ?)で歯を固定源に添え木を縛ったら骨折も治ったが歯も移動してしまい、それが矯正の始まりだと習ったのを記憶しています。真偽の程はともかく、それ以来矯正の学問としての発達シーンは常にアメリカが中心でした。

日本に矯正が伝わったのもアメリカからですから仕方ない部分はありますが、実際機能矯正は日本の歯科大学でほとんど教育されていません。私の患者さんでも専門医の説明で中学生になるまで待ち上下左右1本づつ計4本抜歯し、歯にワイヤーを付けて治療しましょうと告げられ、抜歯する事に拒絶反応を起こして来院した方もおります。

機能矯正はヨーロッパを中心に研究されて現在に至ります。そしてこれは成長を利用して矯正する装置ですので、ある年齢を界にその効果は著しく減少してしまいます。歯科医師によっては成長期に矯正には着手しない方が良いという方針の先生もおります。それを否定する事はしませんが、私は成長期だからこそ出来ることがあると考えます。

歯科医師のみなさまへ

もし機能矯正へ興味を持っていただけましたら是非、日々の診療に取り入れてみることをお薦めいたします。日本ではまだまだ耳慣れない言葉で、どこかの馬の骨みたいに思われがちですが、きっと目から鱗のような結果が得られ、先生の診療の幅が広がるでしょう。ビムラー装置には基本的に3つの型があり、実に様々な不正咬合に対応可能ですが、最初に始めるときはA-Type(スタンダード)ビムラーで2級1類症例からスタートし、その後B-Type,C-Typeに進まれるのがよろしいかと思います。

バーバラさんのお言葉ですがこの方法で矯正治療を始めて、仮に最悪の結果があるとすれば、それは何の変化も起きないことであります。

ビムラー装置の作用機序について理解を深めると安易にこの装置を使用すると開咬の原因となるのではないかという懸念を持たれると思います。事実私自身もそのように考えました、しかしディープオーバーバイトが改善していき、正常になるとそれ以上の挙上がストップします、それどころか開咬症例に使用してもそれが改善されます。
このことをバーバラ教授、アンドレア教授に質問しても答えはNO EVIDENCEでした。

床矯正では生体の許容範囲を超えてもどんどん拡大が可能であります。しかし範囲を超えた部分はいずれ戻る場合が多いようです、機能矯正での側方拡大、挙上はあくまで生体の許容範囲に留まるようであります。

日本でもいくつかの団体等で機能矯正の講習会が開かれており、そういったものを受講するのがベストだと思います、ただ全くもって安全な装置ですので本などで独学して始めてみても問題はありません。私もいくらかの症例を重ねてから講習会に参加しました。伊藤先生のお考えですが非常にオープンであり、英知を独占することなく日本から不正咬合をなくしたいとの思いで講習会を開かれており、私も受講前から質問などのサポートを受けておりました。

数年前に行われた海外の某有名矯正機器メーカーによる反機能矯正キャンペーンはIFUNAメンバーはじめ機能矯正を手がける歯科医師に多大なショックと失望を与えたと思います。機能矯正には確かにマルチブラケットによるDBSのように各歯牙を自由自在に思ったところへ配置排列することは出来ません。しかし前述したように機能矯正ならではの多くのメリットがあります。どちらか一方のみを採用するのでなく、双方の利点をうまく活かして臨床に適応していけばいいのではないでしょうか。

IFUNA(国際機能矯正学会)への登録しませんか。機能矯正に興味を持った歯科医師であればだれでも無料で会員登録することができ、最新の情報を得ることが可能となります。以下のリンクを訪れてみて下さい。
ifuna[1].tiffIFUNA

症例 1 (出っ歯)

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DSC01667.jpgDSC01667.jpg治療開始4年経過後にSLA追加

本症例は単一のビムラー装置のみで約4年をかけて治療したケースですが、症例によっては装置を数年ごとに作り替えたりSLAなど他の装置を併用して矯正治療する必要があります。
ビムラー装置による矯正の場合、可及的に非抜歯による治療を目指しますが期待した顎の成長(拡大)が得られなかった場合、小臼歯を上下左右4本抜歯して治療をすすめることもあります。
このケースもスペース的には非常に厳しく、時期が来たら抜歯する了承を得て着手しましたが予想以上の効果があり途中で非抜歯に変更した例です。

ビムラー矯正による2つの効果
※ 顎を広げて叢生(ガチャガチャの歯並び)を治す。
※ 噛み合わせを上げて過蓋を治す。

真ん中で咬んだ時に下の前歯が隠れて見えない

出っ歯(別症例)

DSC00076_2.jpg初診時DSC01427_2.jpegビムラー矯正開始後4年経過

このように決して歯並びだけを矯正するのではなく、顎骨や咀嚼筋および歯列が調和した自然な顔貌を築き上げます。

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